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怖い民話 福島編

 イレギュラーで福島に行き、そこの駅の中でばあちゃんが民話語りをやっていた。
 そこで聞いた「………」な民話をご紹介。あまりにも「……」な話だったので、覚えてしまった(笑)。が、なんたって一度しか聞いていないので、うろ覚えやねつ造が入っているのはご勘弁を。

 「猿よめ」
 タイトルからしか展開が読めそうな話である。なんか道を大きな石がふさいでいて、困っているじいちゃんの前に大猿登場。見事ひょいと岩をよけてくれる。しかし猿が「嫁をくれ」と要求。(→そんな種族外の嫁を本当にもらっていいのか?)
 困って家にじいちゃんが帰ると、3人娘のうち一番末の娘が「おらが行ってもいい」と快諾。無事猿に婿入り。

 猿と一緒に割と幸せに暮らしていたが、ある日嫁はついた餅をじいちゃんところに持っていきたい、と言い出す。 ここから嫁のとんでもない性格が徐々に露見されていく。

 餅だけ持ってきゃいいのに「粉っぽくなるのは嫌だ」とうすごと猿に背中にかつがせる。行く道中、がけの上に咲く桜の木を発見。「あの桜の小枝を餅にさしたらじいちゃんが喜ぶ」とか言って猿を木に登らせようとする。猿が木に登るためにうすを背中からおろそうとすると「土臭くなるのは嫌だ」とうすを背からおろすことを許さない。猿が枝を折ろうとすると、「もっと先へ行っていい枝をとってきて」と枝の先へ猿を促す。やっとこさ「それそれ」と嫁が指す枝をとると、当然というか猿の乗っていた枝が折れる。猿はがけの底の川にまっさかさま。うすを背負っているので、浮き上がれずそのまま川を流されていってしまう。娘はじいちゃんのもとに無事にもどったと。

 ……悪意のかたまりだぞ、嫁。笑顔の裏は般若じゃないのか。うす持たせたり、がけの上の桜のきに登らせたりかなりの計画的犯行に見える。教育的視点から見るとかなり微妙だ。猿の方がよっぽど善良だ。ここから得る教訓は「騙されるほうが悪い」
 その前にじいちゃんが困っているときにだれも助けに来てくれなかったというのが気になる。結構嫌われ者で村八分かなんかだったんじゃないか。 

 「赤べこ(正式な題名忘れた)」
 
 これもやっぱりなんか村人が材木が積まれて困ってるところから始まっていた。東北民話導入パターンに変化がほしいな。そこに牛が登場。材木を引っ張って行ってくれる。
 で、ある神社まで引っ張っててくれるんだけど、一晩皆が寝泊まりした後外に出ると、牛の石像が鎮座。「こりゃあ神様の使いに違いない」と皆が口々に噂して、お守りとして家にこの牛の像を模したものを置くようになった。
 あるとき、疱瘡が流行したがこの石像を置いた家には病人が出なかった。その代わりに牛の顔や耳が赤くなって、人々は「代わりに患ってくれたに違いない」とありがたがった。それ以降、魔よけや祈願の対象として広まり、この地方のお土産にもなった……という話。

 ……うーん、神様なら全部の家を助けてほしいものだが、結局自分を奉った家しか救っていない。従わない家は疱瘡で皆殺し。赤くなったあたりで同情をひいている気もする。ここから得られるのは「神であっても下心」。
 確かにお土産品は赤べこだらけだ。赤べこまんじゅう、赤べこクッキー、木彫りの赤べこ……この木彫りってなんか北海道の熊の置物に通じる。結構高いんだけど、かなりの確率で邪魔になるというか(笑)。ちなみに熊の場合は、鮭をくわえたり木に登るなどのオプションがつくと値段が高くなる。赤べこも多分縄とか飾りがつくとアップするのかもしれない……。
 
 でもまぁあれだ。東北地方に限らず昔の民話というのは都合の悪いことをこうやって動物にひっかぶせることで色々解決していたのだ。そういう意味で、今それができないから原発の下請けとか立場の弱い人間にひっかぶしてるのだな、というと合点がいくなぁ、と思う私。
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